青山 裕香 さん
私は、今年の夏、中学生親善大使として五日間スーペリアに行ってきました。担任の先生からスーペリアについて説明があったとき、私は迷うことなく応募しました。
なぜなら、私は英語が大好きで、その力をためしてみたいという夢があったからです。
小学校のころからECCに通い、英会話のおもしろさを知り、国際クラブにも所属してAETの先生方とも楽しい思い出をたくさんつくることができました。
中学では、インタラクティブ・フォーラムに参加し、自分の言いたいことのすべてを伝えることができ、自分なりに充実感を味わうこともできました。こうした体験から、国際的な事柄に興味をもつようになりました。そして、外国の人と会話をしたり、一緒に生活することができたらなぁと、ずっと願っていました。
だから、スーペリアの親善大使に選ばれたと分かったときは、長い間の夢がかなった喜びで胸がいっぱいになりました。
しかし、出発の日が近づくにつれ、不安も大きくなってきました。生まれて初めての海外旅行に対する不安。自分の英語力が本場のアメリカでどこまで通じるのかという不安。そして何よりも、アメリカで生活を共にするホストファミリーがどんな人たちなのかということです。
実際にスーペリアに行ってみると、やはり英会話は学校で習うよりもずっと難しく、分かりずらいものでした。特に最初のころは、なかなか言いたいことが通じなくて大変でした。
地元の小学生に話しかけられても何を言っているのか分からず、ただあいそ笑いをするだけの自分が情けなく思えてきました。そして話すことがつらくなり、日本に帰りたいと思うこともありました。
しかし、そんな私を励ましてくれたのは、ホストファミリーのポイリアーさん一家でした。彼らは、分かりやすくジェスチャーを使ったり、ゆっくり話してくれたりして私の話も何度も聞いてくれました。
とてもあたたかいホストファミリーの気持ちにふれ、しだいに勇気と希望が私の心にもどってきました。本当にホストファミリーには深く感謝しています。
そんなホストファミリーやスーペリアの人たちとのふれ合いを通して数々のことを学びました。
まず、英語はうまく使えなくても心と心の会話ができることを知りました。言いたい事を精一杯伝えようとする強い意志があれば、言葉の壁は解決できると感じました。
また、アメリカの人に対する偏見も全くなくなりました。
特に、同世代の中学生に対して、日本の中学生と比べて、みんな大人っぽく近よりがたい存在と思っていました。しかし、近所の人やお店の人など大勢の人たちが、目が合うたびに明るくあいさつをしてくれたり微笑んでくれたりしました。そのおかげで、私は安心して五日間を過ごすことができました。
私たち日本人は、外国の人を見かけると、積極的に声をかけようとしません。しかし、アメリカの人々は私たち日本人に積極的に関わりをもってくれました。
私はスーペリアの人たちが大好きになりました。短い期間でしたが、私にとっては、人種・言葉・文化の壁を乗り越えられたような五日間でした。
これからも、こうした文化・教育・ボランティアなどの国際交流に進んで参加したいと思います。また、国際化が進む21世紀をむかえる今、自分自身が日本人であることに誇りをもち、外国の文化を尊重し、外国の人々とコミュニケーションをとろうという積極的な気持ちを持って生きていきたいと思います。